「牛乳を注ぐ女」のテーブル さらに続編

以前からフェルメールの「牛乳を注ぐ女」のテーブルについて言及しておりましたが、先日の「美の巨人たち」でようやくこの件について触れてくれてまともな見解がマスメディアによって流布された事になるかと思います。めでたしめでたし。(ちなみに私は無関係)

・これまでの記事

細かい点を言うと番組中では「六角形テーブルが見つかった」と、当方の以前の記事で紹介したアムステルダム美術館のキュレーターの説=折りたたみテーブル…とは食い違う点などあったりしましたが、私の翻訳が間違ってただけかも知れませんのでその辺はご愛嬌。

いやしかし上記番組中ではこれまでに無いカメラの寄りっぷりで、細部の良い観察ができましたね。地上波の中途半端なハイビジョンでもこれだけ感心できますから、ますます4K時代の到来が待ち遠しいです。地上波じゃ当分無理でしょうけど。

テーブルについて番組中では簡単な説明しかありませんでしたが、より詳しく書いてくれている方がいらっしゃいまして。
全部読みきれていませんが、私がやりたいと思いつつも勉強不足から出来なかった、パースペクティブによる検証をしてくれている様です。
英語が読める方必読。(できれば私に解説して下さい。)

Vermeer The Milkmaid info page : Keith Cardnell

さてもう一つ番組中で良い情報が得られました。
修復家によるポワンティエ再現のシーンで使われていた筆にピンと来た方が何人いたか知りませんが…
私などは早速検索しまくりましてドイツのメーカーである事がわかったのですが、いやぁいい筆が揃ってるんですこれが。

・Deffner&Johann

番組中で使ってたのはコレ↓でしょうか。
もうちょっと先端が丸い気がしましたが、使い込んだモノだった為かも知れません。

以前苦労して手に入れたマネ社製の古典筆に似たものも

これも欲しい者にとっては感激モノかも知れない毛足の超短い丸筆。
豚毛が欲しいところだけど残念ながら(?)ナイロン製。
日本では長いのを切って使うしか無いんですが、切った毛じゃダメなんですよねえ。
いずれ購入に向けて動きたいとは思いますが、コリンスキー筆は近年輸出入制限がかかっているらしいので無理かもしれませんねえ。

 

 

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