トップページ フォーラム 雑談フォーラム 染料の不溶化について

  • このトピックには29件の返信、3人の参加者があり、最後に吉川 聡により4ヶ月前に更新されました。
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  • #3899 返信
    吉川 聡
    参加者

    ご意見をください。

    #3901 返信
    鳥越一穂
    キーマスター

    松川さんにおまかせします
    苦笑いしてる様子が目に浮かびますが…(笑)

    #3906 返信
    松川 宜弘
    参加者

    こんばんは。

    すみません、なかなか難しい問です。染料の顔料化は、この前、吉川さんに教えて頂いた方法をメモにとっておりまして、そちらを参考に実践しつつ、鳥越さんに付き合ってもらって動画にしてゆきたいと思っております。トナー化の方法と、体質顔料に染める方法を試みて比較したいと思います。
    過去にはアルミナホワイトか、炭酸カルシウムをコチニールでレーキ化しようとして、途中で断念しました。夏にやったら黴がびっしり生えてしまって。しかし、そのまま続けてもよかったのかもしれません。

    染料に関しては、布を染色はたくさんやってきたのですが、顔料化についてはまだまだです。染料は藍、ヌルデ、スオウ、コチニールなど、染料店で売っているものをいろいろ試しましたが、最も美しいと思ったのはスオウです。非常に鮮やかな赤でしたが、すぐに褪せてしまいました。自宅の庭では、ウォードの他、キハダ、カリヤス、サフランなどを植えています。サフランは増えすぎたので間引いていましたが、顔料として使える可能性はあるでしょうか。また、個人的にはカリヤスという黄色が顔料として使えないか気になっております。
    ヌルデは、木は育ちましたが、件の虫が来てくれないと虫瘤ができないのですね。イングリッシュオークも庭に植えていますが、やはり特定の蜂などが居ないと虫瘤は出来てくれないのかと思います。ただ、日本リノキシンでオークゴールは買ってあるので、何かやってみたいです。

    と、染料について考えていることを羅列してみました。話が広がれば幸いです。

    ここ数年忙しかったのですが、今年はもしかしたら、けっこう時間ができるかもしれません。そのときはじっくり取り組みたいと思います。

    #3914 返信
    吉川 聡
    参加者

    炭酸カルシウムでしたら、多孔質でたんぱく質を含む動物性のものが良いと思います。
    良く布を牛乳につけてから染める方がいるじゃないですか?
    胡粉や卵殻紛などが良いのではないでしょうか。鉱物性の物は難しいと思います。

    #4008 返信
    松川 宜弘
    参加者

    吉川様、ありがとうございます。
    すみません。質問なのですが、ホルベイン工業などから出ているムードンは向いていないでしょうか。

    #4009 返信
    松川 宜弘
    参加者

    こんばんは。

    染料の顔料化について、11月にアトリエヴィーナスを訪れたときに、吉川様より伺った話を手帳にメモしており、それをたよりにまとめてみました。

    ——————
    胡粉などの体質顔料に染めてレーキ化する方法ではあまり発色のよいものは得られない。
    染液にアルミ(みょうばん)を入れると、染料(分子)が粒子化するので、それを顔料といいますか、トナー化?して使う方が発色も耐久性もよい。
    その際の発色はペーパーで決まる。
    ペーハー4がベスト。アニノールPH4を使うとよい。
    みょうばんの量は温度で変わる。例:20℃の場合はみょうばん10%
    ——————

    以上がわたしは取り急ぎメモしていた内容です。
    こちらを参考に試してゆきたいと思いますが、何か間違い、あるいはご指摘事項あれば、ご助言いただけると幸いです。

    #4010 返信
    吉川 聡
    参加者

    高価なムードンで試したことはないです。しかし、大鍋で1時間位の攪拌で染まるものなので、その後、白いものが沈殿するようであれば使えないと思います。
    成功した場合は、1時間位で濃いものが沈殿して、水側は透明になります。特にアルミで電気的に分子化させた場合は、数秒でそのようになります。

    お勧めは、安価な卵殻紛です。出来れば、精製されすぎていないものが良いです。
    大鍋で1時間位の攪拌が面倒な場合は、電気圧力鍋を使用すれば自動的に仕上がります。
    私は電気圧力鍋を使用しています。

    上手くいったときはとてもうれしいですよ!! 当初は発色が悪かったり、薄くなったりしますが、PHや比率をデータ化すれば失敗は避けられ、簡単にできます。

    #4011 返信
    吉川 聡
    参加者

    体質顔料に染める方法(レーキ化)と染料をアルミで分子化する方法(トナー化)では、圧倒的にトナー化させた方が発色と耐久性が良いです。
    特に驚いたのは、耐久性が無い紫根(江戸紫)がとても強くなったことです。作って5年経ったものが一切劣化しなかった事には驚いています。
    問題点は、レーキ化させるよりコストがかかる事です。
    松川様のメモは間違っていません。

    #4051 返信
    松川 宜弘
    参加者

    吉川様
    ありがとうございます。

    なるほど、大変参考になりました。
    お返事遅れてすみません。返信が遅れてしまいがちですが、しかししっかりと読んでおります。

    実はムードンで試したときは、白い物が沈殿するような感じでした。それでアルミナホワイトの方が体質顔料の色が控えめで良かったのかなと、そのときは考えておりましたが、とりあえずは、お薦めの卵殻粉、および胡粉などで試してみたいと思います。

    電気圧力鍋というものがあったのですね。
    私は実験用に普通の圧力鍋を買ったのですが、いまいち使い勝手が悪かったのですが、電気圧力鍋なら安定して使えそうでいいですね。こちらはさっそく入手したいと思います。私は顔料製造というよりは、勉強目的で購入するかと思いますが、お薦めの容量などありましたがお伺いできればと思います。

    質問ばかりで申し訳ありませんが、具体的な手順についてもう少しご助言いただければ幸いです。

    コチニールは染料店で売られている虫の状態のものが手元にあります。これを砕いて、水と一緒に煮て染液を作りたいと思います。このとき、濃度などは重要でしょうか?私は布を染める用途だけでやっておりましたので、厳密には気にしておりませんでした。

    そして、みょうばんの量が10%という場合は、その染液の総量に対して、10%などとなりますでしょうか。そのときは重量比でしょうか。またこのとき使うミョウバンは焼きミョウバンだと変わるでしょうか。という点が、具体的に実施するにあたって疑問でした。

    しかし、お答えして頂ける範囲でかまいません。ヒントを頂ければ、試行錯誤しながらやってみたいと思います。
    2月は予想外のことがいろいろ起こって大変でしたが、来月はいよいよいけると思います。宜しくお願い致します。

    #4053 返信
    吉川 聡
    参加者

    松川様

    お世話になります。
    とりあえず、訂正なのですが40℃場合はみょうばん10%でお願いします。
    温度と明礬の溶ける関係はネットから探せます。

    焼き明礬でも問題ありません。溶けやすさの差はありますが、問題ないと思います。
    後は、染め物と一緒です。体質顔料とコチニールの量のデータをとって一番無駄のない量を探してください。体質顔料を明礬で先焙煎しても面白いかもしれませんね。とにかく明礬がないと赤くなり辛いので注意してください。
    トナーの場合も、明礬とコチニールの量でデータを取ります。
    できればミキサーで粉砕して、電気圧力鍋で染液を作ると濃度が上がります。
    電気圧力鍋は2L以上が必要です。私はワンダーシェフを使用しています。

    しかし、このデータを取るのに苦労します。
    天然ウルトラマリンスペシャルの場合は2℃違ったら、0.001%違ったらアウトでした。簡単には真似できません。
    ローズマダーとコチニールには温度に余裕があるので難しくはありません。
    頑張ってください!!

    #4055 返信
    松川 宜弘
    参加者

    早速のお返事ありがとうございます。

    まずは、電気圧力鍋を買ってみたいと思います。2L~4Lあたりで検討してみます。何か他の用途にも使えそうに思うので、余裕のある感じがいいかと考えています。楽しくなってきました。

    あとは失敗のデータだと思いますので、自分になりにやってみたいと思います。とりあえず、コチニールでやってみたいと思います。

    コチニールはかつて俵屋工房から購入したもの(クレマー社?)、そして染料店で購入した藍熊染料(株)のものがあります。鉱物系はヤフオクで、ウェルドはリノキシンでとのお話は伺っておりますが、染料入手先などは、興味深い話あればお伺いできれば嬉しいです。

    #4056 返信
    吉川 聡
    参加者

    大抵の染料は原材料で輸入している位で、特に面白い事はありません。染料店の4分の1位で購入できます。
    問題は、ウェルド(リノキシンでも、この頃は売っていません)です。
    どうしても探せません。輸入先を知りたいです!!

    #4057 返信
    松川 宜弘
    参加者

    乾燥ウェルドは鳥越さんが海外のネットオークションで見つけたようなので、買ってもらおうという話をしていたところです。
    この前、種は入手しているので、発芽に成功すれば、その年に大量の種を得られると期待しています。

    インディゴの顔料というのもありますが、こちらは製法としてはどのような感じなるのでしょうか。
    ヨーロッパ在来の藍染料である「ウォード」を庭に植えておりまして、こちらはたいへんよく育っているのですが、布は染めてみたものの、顔料化については今まで考えておりませんでした。もし何かありましたら、こちらの話題も盛り上がればと思います。
    ウォードはたぶん収穫できると思いますので、吉川様のところに送ってみたいと思います。

    #4058 返信
    鳥越一穂
    キーマスター

    沈黙しておりますがお二人のやり取りを興味深く拝見しています。
    ウェルドは私と松川さんにて実験的栽培の予定ですが、ネットで海外を見回すと染料素材として販売している所がチラホラみつかります。顔料用途に使えるものかどうかは私には判別つきませんが、たとえば以下のようなものです。
    いずれも日本への販売可否については直接尋ねる必要があります。

    http://www.wildcolours.co.uk/html/natural-dyes_12.html

    http://www.aurorasilk.com/natural_dyes/weld.html

    https://botanicalcolors.com/shop/natural-dye-extracts/weld-extract/

    https://www.ebay.com/itm/100g-Fibrecrafts-Natural-Dye-Weld-Dried-Weld-for-Natural-Dyeing/301382439565?hash=item462bcb128d:g:n94AAOSwBP9UW0RF

    https://www.ebay.com/itm/WELD-natural-dried-plant-dye-for-dyeing-fibres-yellow-120-gram-Hampshire-grown/253138909958?hash=item3af0413b06:g:fD0AAOSwgKpZsHpN

    松川さんにもtwitterでお伝えしたのですが、上記最後のリンクにあるイギリスeBayの出品者は「輸入規制にひっかかる場合もある」事を理由に国外発送をしていないので、日本への輸入規制があるのかどうかちょくちょく調べてみようと構えているところです。

    #4059 返信
    吉川 聡
    参加者

    ウェルドの件をありがとうございます。価格が微妙ですが、取り寄せてみる価値はありそうですね!!
    会社に対しての規制は、目的がはっきりしている場合、緩いです。
    栽培して難しい場合は、輸入してみます。

    現在、インディゴに関しては、近所の染色家から廃液を頂いています。
    廃棄代以外は無料です。
    ウォードから作ってみたいですが、商売的に難しいかもしれません。
    コスト計算してみますね。

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返信先: 染料の不溶化についてで#3914に返信
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