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- 吉川 聡参加者
6か月が経ちました。筒状になる前に崩壊しました。触ると崩れるので丁寧に収穫いたします。
テスト結果として、0.5mm鉛板で3ヶ月、2mm鉛板で6ヶ月で芯まで錆びるようです。
鳥越一穂キーマスターほんと、崩れてますね。
ここまで来るとゼンマイ状のままの出荷は難しいでしょうか。最終的に、0.5mmと2mmでは進行度合いの他に違いは見られますか?
吉川 聡参加者触れるだけで崩れるので、つまめない状態です。ゼンマイ状も難しいですね。
0.5mmと2mmでは、体積差がかなりありますので、2mmの方が断然お得です。鳥越一穂キーマスターなるほどありがとうございます。
殺人的な暑さもだいぶ引いてきたので、やっとのやっと、お譲りいただいた鉛白を練りました。
油を少しずつ足していくやり方ですと序盤練り棒が重たくて一気に体力を奪われます。手練りの場合、適正分量を割り出して一気に足して練りたいところです。
或いは一旦水で練ってから油を足し練り上げる手法、これは先人の知恵でしょうけど保管・使用上の問題が無いのか、人に勧めるまでの確信は持てません。
多めの油で練った後にいわゆる「油抜き」をするのはどうかと画家の古吉さんに提言頂きましたが、こちらも検証してみたいところです。パウダー状のものと粗粒のもの二種類頂きましたが、どちらも良い経験ができました。
粗粒の方が油の馴染みがよく、練り始めの手間はこちらのほうがかかりません。油が少ないうちはパレットにくっついてくれず全く練る事ができない不思議な動きをしました。
パウダーは最初油を弾き、顔料の山に窪みを作って油を滴下すると染み込まずに丸い玉ができます。
顔料径の違いからか、単に油の添加量などの違いか、練る際の感触は両者間で違いを感じました。糸引き具合は現代製法の鉛白の方が強いように思えました。これは油の分量にもよると思うのですが正確な比較はまたいずれ。
練上がりはトロリとした良いものができました。
あとは保管中の分離がどの程度か、取り出した後もチキソトロピーを有したままか、時間を置いて見てゆきたいと思います。吉川 聡参加者そうなのですね。
手練りだと微妙な製品の違いが捉えられて良いですね。いつも製品テストで、三本ロールを使用してきましたが、反省が必要です。
次は手練りでチャレンジしてみます。鳥越一穂キーマスター案の定、筋肉痛が数日続きました。
グッ、グッ、っと体重をかけるやり方ではせいぜい数分しか体力が持ちません。
2,3分練って休憩して、の繰り返しで正味20分くらいでもう限界って感じですが、この程度では絵具一本分は無理ですね。実際、機械練りって手練り何分ぶんに相当するんでしょうね…?
吉川 聡参加者お疲れ様です~。
三本ロールで一通し5kgなので、結構差がありますね。
聞く分だと無理って感じです。鳥越一穂キーマスター前回練ったものは10mlもないくらいでしたがチューブ詰めして保管し、二週間ほど経ってパレットに出してみた処どちらも油の分離はみられませんでした。
数ヶ月~一年以上の経過もみてみたいところですが、油を少なめに練るだけでも分離は防げるのかなと改めて思わされているところです。練るの大変ですけど。おや?と思ったのは、白色度の違いでした。
パウダーの方がアイボリー調で、粗粒の方が白いんです。一瞥してわかる差です。
乾燥速度も粗粒の方が早く乾いてます。
パウダーは粒子が細かく油を多く必要とするのかも知れませんね。
添加する油の量をちゃんと計って比較してみたいところです。機械練りされた場合で上記のような違いはありましたでしょうか?
吉川 聡参加者すごい差ですね!!粒子の粗さで差が出るとは思いませんでした。
細かい方は、キャンバスの白と一体化してますね。これでは、細かくする労力が無駄。
今回作った物を精製して、近日中に出荷いたします。お譲り頂きありがとうございます。12.5kgでした。鳥越一穂キーマスター鉛白について、歴史、地域による製造法の変遷やその品質などがまとめられた資料っぽいものをみつけました。
https://pure.uva.nl/ws/files/2418010/148554_19.pdfPDFをそのままgoogle翻訳にかけても改行やスペースの関係で精度が悪く読めたもんではありませんので、少しずつ手作業で読み進めたいと思います。
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