六角形のテーブルが、実は他の作品にも描かれているのを発見し、同じく六角形説を唱えている方がいらっしゃいました。
こちら(24 世紀の 大発見!!? (瑞来記))
上記サイトでは「紳士とワインを飲む女」の六角形テーブルが「牛乳を注ぐ女」に描かれた六角形テーブルと同じモノに違いないと言っていますが、明らかに高さが違いますし、かなり幅のある細長いローテーブルになっています。
もし同一のテーブルであるとするならば、どちらかが確実に高さ・かたちの操作がなされている事になるでしょう。
逆に別の六角形テーブルが存在したとなると、当時はこの形状のテーブルがよく存在したという事になるかと思います。
まあ、現代でも天版が六角形の壁付けコンソールテーブルを見かけたとしても、そう不自然だとは思いませんが。
「牛乳を注ぐ女」のテーブルは壁にぴったりくっつけてあるのではなく、少し離して置かれているかもしれないというのは私も思いましたが、手前側を壁につけ、奥側は壁から離して設置してあるという意見には賛成しかねます。
傾けて設置したら消失点から引いた線からズレるからです。
たしかにテーブル奥の壁とテーブルの左奥付近の描き方を観ると壁から離して設置してある様に見えます。
さらにに壁にピッタリとくっつけてあるならば、テーブルの左奥の角は、左の壁にかけてあるカゴよりも奥に位置する事になってしまいます。
壁から離して設置してある可能性は大きいと思いますが、手前も奥も平行に離してあると思います。