現代的な支持体について
美術の窓への寄稿についてのお話はこちら。 寄稿記事では支持体についてかなり端折ることになったと以前申しましたが、古典的、伝統的な支持体については当ブログの書籍紹介にも載せている森田恒之著「画材の博物誌」をあたるべきです。...
美術の窓への寄稿についてのお話はこちら。 寄稿記事では支持体についてかなり端折ることになったと以前申しましたが、古典的、伝統的な支持体については当ブログの書籍紹介にも載せている森田恒之著「画材の博物誌」をあたるべきです。...
自分が持つ照明の分光分布図と演色評価数をさっくり測定できれば便利ですよね。 でも市販されている分光測定機のお値段は…(下記参照) 近頃ですと下記のようなマニア向け商品も販売されてますので、自信のある方は比較的安価に分光測...
高演色LEDと言えどその演色性はいまだ高演色蛍光管に及ばず、にもかかわらず蛍光灯照明を全滅させLED化しようという圧力たるや、Ra99の高演色照明環境を整える環境は年々悪化の一途。 ほんとにもう瀬戸際で、三菱、東芝、日立...
複数の資料で見る銅板支持体への下処理・地塗りの処方は、亜鉛やしろめ、銀などでコーティングした特殊なものから、ニンニク汁を塗って鉛白で地塗りする…或いは乾性油やニスの類で下処理をするという比較的難易度が低いものまで様々です...
ラピスラズリから精製する天然ウルトラマリンについては度々の記事化ならびにMedici動画にて実演したりとクソド素人のくせに通ぶっておりますが、二十数年来にわたって天然ウルトラマリンを抽出精製しているというホンモノの顔料職...
Mediciとして制作しました動画、「実践・天然ウルトラマリンの抽出」が出揃いました。 大筋では15世紀にチェンニーノ・チェンニーニが書き記した手法に沿って、ラピスラズリからウルトラマリンの抽出を行う様子を収録しています...
森田恒之著「画材の博物誌」に書かれた銅板支持体に関する記述は5ページにとどまりますが、日本語で読める貴重な資料の一つです。 また同氏が翻訳されているR.J.ゲッテンス G.L.スタウト著「絵画材料辞典」にある銅板支持体に...
ナショナルギャラリーの「テクニカルブリテン」Vol.20に銅板油彩画に関する記述があるとの情報を得ましたので、いつものごとくgoogle翻訳にお世話になりながら見ていきます。
今回はTwitterでしばしばネタを流していた製作時の照明環境について。 以前古吉さんに頂いたH型イーゼルは改造に次ぐ改造で進化が止まりません。 そのH型イーゼル(改)の双肩に今は山田照明のデスクライト型蛍光灯Z-Lig...
以前からフェルメールの「牛乳を注ぐ女」のテーブルについて言及しておりましたが、先日の「美の巨人たち」でようやくこの件について触れてくれてまともな見解がマスメディアによって流布された事になるかと思います。めでたしめでたし。...
今回はLEDについて。 ※コイズミ照明より LED照明は発展途上にありまだ満足できる製品はごく限られるという事はお話しました。 一般的に普及しているLED照明には、青色LED+黄色蛍光体を組み合わせた擬似白色LED(上図...
前回は蛍光灯のお話でしたが、今回はそれとは別に、あるいは併用して使うスポットライトについて。 演出としてモチーフのみにスポットを当てて描く場合もあると思いますが、作品とモチーフの色を比較する場合は両者同じ照明下でなければ...
画家と鑑賞のための照明についての考察 からのつづき 早速ですが以下は当方で使用している照明も交えていくつか有用な照明をご紹介。 特にすごい環境ではありません。予算があればもっと色々便利な照明環境を導入可能でしょう。 ラ...
現代の絵描きは恐らく、蛍光灯など人工光源のもとで描くという事がすごく多いと思います。 写真を使う画家も多いので、なおさら照明についていくらか勉強しておく必要があるんじゃないでしょうか。 という事で、当方も素人ながらにいろ...
以前、こちらのブログで「牛乳を注ぐ女」のテーブルにまつわる俗説(パースが狂ってるとか台形だとか五角形だとか)を一蹴してあげました。 →こちら なんだかやたら詳しいフェルメールのサイト(essentialvermeer.c...
諸外国の事情は知りませんが、日本に於いて油彩作品の価格は概ね「号数」によって決められる様です。 作家毎に設定された「評価額」というものがあり、それはつまり1号あたりの販売価格で、仮に「号5万」という評価額の作家が10号の...
以前フェルメールの「牛乳を注ぐ女」のテーブルは六角形であると明言しましたが、それ関連の小ネタをひとつ。 賢明なファンなら気づいてて当然でしょうけど、「紳士とワインを飲む女」に六角形らしきテーブルが描かれています。 wik...