メイクブラシ用のホルダーなる面白いものを見つけたので購入してみました。
こういう商品が画材として開発販売されなかった事が惜しまれますが、利用できるものは有り難く使わせて頂きましょう。
私が購入したのはMAANGEというブランド名でしたが、同じ様な商品がいろんなブランド名で販売されており、Amazonやヤフオクでも「メイクブラシホルダー」で検索するとたくさん出てきます。いずれも中国製のようです。
ただし、今回取り上げる42穴のものは2018年5月現在、日本のショップでは見つかりません。
アクリル板でシリコンゴムのシートをサンドイッチした構造になっており、くり抜かれたアクリル板の穴から覗くシリコンゴム部分に*状の切込みが入っています。
ここに筆を差し込む事でシリコンゴムが広がって固定され、宙ぶらりんに吊るし置く事ができます。
筆は洗浄したあと、残った汚れを含む水分なり油分が毛の根元に溜まらないようにとか穂先が広がらないように、穂先を下にした状態で乾かすのがよろしいと言われますが※、なかなかそのような保管は難しいものです。しかしこのアイテムを使えばご覧のとおり。
(※毛細管現象でどのみち根元に吸い上げられそうな気もするのですが)
難点としましては油彩用の筆はメイクブラシよりかなり長いので、本体を持ち上げてえらくズィーっと差し込まねばなりません。ホルダーの高さを調整したいところです。
また、いくつかあるバリエーションの中から穴の大きさが一番小さなものを買ったのですが、それでも6号以下の柄が細い筆には向かず、下図のように向きがバラバラになってしまいます。
先述の通りこの穴の小さいものは日本のショップに無いのでeBayやAliExpressで検索してみて下さい。
そしてもう一つはこちら。
なんだか小洒落た佇まいのこちらは花びら状に配されたシリコンゴムの隙間に筆の柄をぶっ刺して筆ホルダーとして使うものです。
先程のものとは違って筆先が上向きになります。
意外とシリコンが重いので簡単にひっくり返る事はなさそうですが、太い筆をたくさん挿すと不安ですから重りを付けるとか少し広い板に本体を貼り付けるなどすると良いでしょう。
この花びら形状はなかなか秀逸で、差し込む部分によって細いものから結構太いものまで対応可能です。
筆を挿すのは片手でできますが、引っこ抜く時に全体が持ち上がってしまうので本体を押さえる必要があります。
両面テープや接着剤、或いはベルクロ(マジックテープ)でパレット台に本体をくっつけてしまうのもアリかも知れませんね。
或いは棚とかイーゼルの上の方に天地逆さまに取り付ければ、筆先を下向きに吊るせるかも知れません。
こちらはeBayで購入しましたが、楽天市場などでも見つかります。