セラミック関連の技術専門誌「マテリアル インテグレーション」に記事を連載されいてる寺井良平氏の、レーマー杯について書かれた文章を発見しました。
→こちら(PDFファイルです)
「クラフトスペース わ」のご主人からもお教え頂きましたが、ガラスの原料中に鉄分が含まれると、ああいう緑色のガラスになるという事でした。
それで、その鉄分がどこから混入するかというと、木材を燃やした灰を原料として使用した為だという事です。
ガラスの主原料である珪砂を溶かす為にアルカリが必要なのですが、そのアルカリを木材の灰(灰汁?)から取ったのですね。
焼き上がるガラスの色が緑色な事と、原料(及び燃料)とする木材が豊富な森の中に工房があった事から、「森のガラス=ヴァルトガラス」と呼ばれたそうです。
上記の記事中にもありますが、レーマー杯はもともとドイツで作られ、後にネーデルランド(オランダ)に伝わったという事です。
先日の記事で紹介したボヘミアグラスのレプリカの様な感じで、レーマーが作られていないだろうかと連日検索しまくっていたのですが、予想的中。なんと現在でもドイツ近隣諸国ではレプリカが製造・販売されまくって(?)いる様です。
鬼検索の成果については、後日まとめてお知らせします。
レーマー杯、欲しい方…いませんか?