年明けにチェコから到着したヴァルトグラス群は、相変わらずじっくりとした製作スピードながら、せっせこと描かれております。
いやしかし、私ごときが「あの」レーマー杯を、しかも幾種類も構成に応じて自由に配置し描く事が出来るなぞ、なんと恵まれた事だろうかと…ふと我に返ると改めて思います。
…という事で、また作品の部分画像をチラっと。
▼ああなんという魅力的なフォルム!
画像にあるレーマー杯の胴体には「プランツ」と呼ばれるツブツブの木苺の様な装飾が施されています。
これはあらかじめ型で成形されたストックがあって、後から本体にくっつけられたんじゃなかろうかと思われます。
どこかにこのプランツのみ発掘された画像がありました。
また今回購入したレプリカを観察しても、明らかに後からくっつけられたものがあります。
正式名称かどうかは知りませんが、以前紹介したドイツのレーマー杯のサイトでは「nuppen=にきび」と呼ばれています。
形状によって「ブラックベリーにきび」だったり、「トゲにきび」だったりしています。
下の画像、左側のヴァルトグラスは「ベルケマイヤー」という型らしいですが、これに施された装飾が「トゲにきび」になるのでしょう。
なかなかお気に入りで、描いてて楽しいトゲにきびです。
Willem Claesz Hedaがよく描いたのは、ベリーにきびではなくトゲにきびが施されたレーマーです。
こうして見ると幾分気色悪い感じですが、ここまで突き出た形状のトゲにきびが施されたレーマーは持っていないので、いつか手に入れて描いてみたいと思います。
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ガラスの質感がすごいです!
写真と絵の区別がつかないです!
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普通のグラスと違い、中世の王様が実際使っていたような
美術品に見えますね。作る工房の人も手の込んだ作業を
要求されるんでしょうね…。
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>Makkuさん
装飾の施されたガラスはなかなか描き応えがあって良いですよ。
>牧氏
実際、上のWillem Claesz Hedaの作品にある様に銀食器と並べて遜色ない高級品なのかと思いきや、17世紀オランダ絵画を見渡すと意外と庶民にも浸透していた様です。
手の込んだ作業もガラスはスピードと正確さが要求されるので熟練が必要ですね~
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いいですねぇー。
私も大変お世話になりまして有難うございました。
またどんな風に使ってるかブログに載せさせていただきます。
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>古吉さん
多少なりとお役に立てたならば光栄です。
ゼヒゼヒ、レポート楽しみにしてます。
三越個展の成功もお祈りしてます。