森田恒之 「画材の博物誌」
タイトルの通り、様々な画材について博物学的な見地から解説した本。 もともとは日動画廊の機関紙「繪」に連載されたコラム「絵画技法の手引き」を加筆修正し一冊にまとめたものだそうです。 実践的な情報というよりも、個々の画材につ...
タイトルの通り、様々な画材について博物学的な見地から解説した本。 もともとは日動画廊の機関紙「繪」に連載されたコラム「絵画技法の手引き」を加筆修正し一冊にまとめたものだそうです。 実践的な情報というよりも、個々の画材につ...
私がよく「本書を熟読すれば技法書は不要」と素人の方へオススメしている本です。 ラングレやデルナーが書いた技法書は膨大な文字で綴られた事典のような内容で、そこから素人が想像する何かしらの「技法」を読み取ることはなかなか難し...
初版1995年と、ちょっと古い本ですが、修復や保存に関して、絵描きや収集家に意識的な問題提起をなすという意味で良い本であると思います。 国内外の絵画や文化財等の修復の実例紹介もなされていますが、ドラマチックなエピソードで...
修復家による「エッセイ」で、修復について技術的な事は何も得るところが無いのですが、筆者が手がけてこられた作品群にまつわる話は各々比較的簡潔にまとめて書かれており、さっくりと読み進める事ができます。 百貨店の改装工事で壁を...
「美術の窓」誌に連載された青木芳昭さんの「実践!絵画素材の科学」が一冊の本にまとめられました。 4800円とお高めですが、フルカラーで図版が多く、パラパラめくって眺めるだけでも興味ある人ならある程度楽しめるでしょう。 一...