※豪雨被災の話についてはまた今度するとして…
ただいまサザビーズのサイトにてARC Salon Exhibitionのオンライン展覧会が解禁となっております。
7月13日から31日までの期間限定です。
前々から案内してます通り、当方二度目のベスト・トロンプ・ルイユを獲得した14th ARC Salon International Competitionの受賞作から希望者を募って巡回している展覧会。既にバルセロナMEAMでの展示を終え、今夏にはニューヨーク サザビーズを会場とした展示イベントとなる予定でしたがコロナ自粛のおかげで敢え無くオンライン展示へと方向転換が行われました。
どのみち外国語もできず長時間の飛行機旅行はしたくない私は会場に足を運ぶつもりが無かったので、オンラインのコンテンツが充実してくれる事は逆に良かったとも言えます。
果たして会場での展示とオンライン展示での売れ行きにどう差が出るのか、そこが一番の問題ではありますが。
はじめに
さて滅多に訪れないサザビーズのサイト内に設けられた特設ページを覗いてみます。
上記の画像にリンクを貼ってますのでクリックしてください。
英語読めないのでツツーっとスクロールしますと、我らが古吉弘画伯の作品が取り上げられ、かつてARCコンペで受賞した作品が国外オークションにおいて10万ドルを越えた成功者の実例として紹介されております。
「急速に成長しているがまだ未開拓市場である」とされるリアリズム絵画への投資ムーブメントの中にあって、有名な作家の作品が「現在1万ドルから3万ドル台で簡単に購入することができますよ」と続きます。
うむ。確かに安く簡単に売りますので是非買って下さい。
この取り上げられ方を見ますと、もしかして古吉さんのARC受賞作がオークションで高値を付けたという一件が今回ARCとサザビーズを繋ぐきっかけになったのではとさえ思えますが、それならむしろクリスティーズに話が行くか…?という気もするので真相はよくわからんです。
オンラインカタログ
古吉御大の記事を少し下ると、ブグローアワードを受賞したAnnie Murphy-Robinsonさんの作品が見えます。
こちらの画像をクリックすると展示作品の画像と解説を、本をめくるように読み進められるよう作られたオンラインカタログを閲覧する事ができます。
画面の左右をクリック(やタップ)でもページ移動できますが、ドラッグ&ドロップ(スワイプ)でページをめくるアニメーションも視覚的に楽しいですし、スクロールホイールでパラパラと連続でめくる事も可能。
冒頭には最高責任者であらせられるKara女史のコメントと動画。
以降、99の作品に加え作家による短いコメント動画も埋め込まれた構成となっています。
短いとはいっても70もの動画を全部消化するにはかなりの時間を要するであろう超ボリューム版のカタログです。こんなに贅沢なオンラインカタログは見たことがありません。
購入可能な作品については価格の掲載もされています。
拙作は44-45ページ目に掲載されております。
解禁当日、コメント動画がなぜか掲載されておらずKara女史にメールしたところ「確認し忘れてた」との返信。即日編集され掲載頂けました。
大牟田美術工房の総力をあげて(※)翻訳作業にあたって頂き出来た動画ですので非掲載のままだとバチが当たります。
※私は英語喋れないので同時通訳者であるオーナーと、画材店責任者の二段階チエックを経て英文字幕を付けた労作
動画はYoutubeにアップロードされたものが埋め込まれているので、再生画面右下の「Youtube.comで見る」をクリックすれば本家サイトにて大きな画面で視聴可能です。
ただし480pにリサイズされているので余り意味ありません。
ちなみに私のコメント動画は下記になります。
サムネイルに悪意を感じ…ません! 載せてくれてありがとうKaraちゃん!
今回は私の他に2名の日本人作家が確認できておりまして、Third Place Landscapeを受賞された西房浩二さんのコメント動画も日本語で視聴可能です。
もうひとかたChairman’s Choice Awardを受賞された山田和宏さんは残念ながら(?)英語で喋っておいでです。
スライドショー
オンラインカタログのすぐ下にはSalon Highlightsと題され、16点の作品のスライドショーが用意されております。
「みどころ」の意かと思いますが私の作品もこの中に入ってます。
執筆時点で作品はまだ売れてませんし何を基準に選別されたのかは謎ですが、私は勝手にKaraちゃんの推し画家という認識でいる事にします。
バーチャルギャラリー
そして面白いのは「バーチャルギャラリー」
3D空間を移動しながら作品を眺める仕掛けが作られております。
3つの展示室に分けられており、それぞれツアー形式で一点ずつ眺めてゆく事もできるし、空間内を自由に移動(なんと3Dゲーム等で標準の移動キーW,A,S,Dが使える)もできます。
変なところに入り込むと二度と室内に戻れなくなるので注意(笑)
アートアンドビューティーファッションイベント
そして最後、ファッション・ウィーク・サンディエゴ(FWSD)とのコラボレーションで、今回出展されているいくつかの作品からインスピレーションを受けて作られた衣装を披露するオンライン・ファッションショーが用意されております。
なんだかよくわからん方向に行ってる気がしますが、まあよし。
お気に入りの衣装に投票しましょう!
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