牛乳を注ぐ女のテーブル(再)

以前フェルメールの「牛乳を注ぐ女」のテーブルは六角形であると明言しましたが、それ関連の小ネタをひとつ。
賢明なファンなら気づいてて当然でしょうけど、「紳士とワインを飲む女」に六角形らしきテーブルが描かれています。
wikiの画像参照
正確には奥の角が描かれていないのでもしかすると五角形かもしれないし十角形かも知れないし奥だけ円形になってるかも知れませんが…まあ普通にみて奥の隠れた角も手前と同じ形でしょう。
ただしこちらのテーブル、高さも奥行きも異なる様だし、これをそのまま「牛乳を注ぐ女」に使った。とは言い難いものがあります。
また「紳士とワインを飲む女」にあるテーブルの天版はどうも面取り加工がされている様で。
▼こんな感じじゃないですかね(画像は”片銀杏”と呼ぶ面取り加工)上記の様な天版に布をかけると、角がまるっこくなるはずですが「牛乳を注ぐ女」のテーブルに掛けられた布の影をみると、その下にある天版はさほどの面取り加工がされているとは思えません。
しかしながら”壁付けの六角形テーブル”がフェルメール家に存在したという推察は現実的だと言えるでしょう。
「紳士とワインを飲む女」と「牛乳を注ぐ女」に描かれた壁付け六角形テーブルが異なるものだとするなら似たようなテーブルが2つあった事になります。
この型のテーブルは当時の流行だったのかも知れませんね。

気泡

最近、壁の描写にはゆるゆるに溶いたシルバーホワイトを置いて凹凸を付けるのですが、穴ぽこが発生します。
マツダスーパーでもRUBLEVでも発生する。
特に問題とは思ってませんが、この穴ぽこは空気の混入によるものなのか、揮発性油が残していった通り道なのか…。
なんとなくそんな事を思ってる…ってだけのお話。

明けましておめでとうございます

遅ればせながらですが、関係者諸兄(?)には、本年もよろしくお願い致します。
今年は6月に個展を予定しており、当面はそれに向けて邁進して参ります。
しかし既に半月近く経つかと思うとゾッとしますな。
さて今年も昨年同様、正月早々から疋田氏が来訪。
特に何かで大盛り上がりするわけでもなく、適当に絵の話やら顔料の話やらでダラダラと過ごしたのですが、それでも日頃他の作家さんと接触する率は極めて低いのでほどよい刺激になりました。
2,3日あればウルトラマリン抽出して持って帰れたのに。(私が作ったやつ持たせましたが)
この年末年始、他は特に何のイベントも無く、ボチボチと海外からモチーフが届いたりしてる程度で。
あとは個展向けにというか、今後の作品に関する事でやりたい事があるので、いつもの鬼検索のスキルでもって海外サイトを毎日渡り歩いております。
検索、検索。さらに検索。たたみ掛ける様に検索。
そして日が暮れる…。
これが一番疲れますな。。

マキタ製 四角穴付コーススレッドと四角穴ビット

マキタ製のスクエアビットを入手しましたが、新亀製作所(SUNFLAG)のものよりも収まり具合に関しては優秀でした。
つまり、ビスの奥までしっかりとはまります。
▼上がマキタ製、下がSUNFLAG製のビット
両者をマキタ製の「四角穴付コーススレッド」に刺してみました。
八幡ねじのものより穴が小さくて今まで使いにくかったのですが…
▼マキタ製ビットの方が細身でSUNFLAG製ビットよりも0.6mmほど奥まで入る
次いで両者を八幡ねじ製の「スクウェアビス」に刺してみました。
▼マキタのコーススレッドよりも更に深く入る
では、SUNFLAGと相性の悪かったノーブランドのコーススレッドにマキタを刺してみましょう。▼やはり一番収まりが悪い…
今のところ八幡ねじ製のものが収まり具合については最も優秀なビスです。
これにマキタのビットを使えばよりカムアウトしにくいでしょう。
八幡ねじのスクエアビスはお高いですが、収まりはいいし先端が先割れになってて打ち込みやすいんですよね。
▼上はマキタ、下が八幡ねじ
90mmくらいになると1本10円近くします。
マキタのは90mm200本入りで680円くらい(3.4円/本)。
追加で注文せにゃならんけど、マキタのビットならマキタ製のビスでガマンしてもいいかなぁ…

小屋裏収納 ~和室天井

先日から「天井根太」つってましたが、構造体に渡した吊り木受けから吊っている木材なので、「野縁」が正解の様です。
構造体に直接接合された形であれば、「天井根太」になるのでしょう。
今後は天井材を受けている木材、木組みを野縁と呼びます。
和室天井の構造については以前述べましたが、小屋裏収納の工事に際して若干手を加えとります。
910mm間隔で3本だった野縁を4本追加し455mm間隔に。
そして野縁の上には直交する形で30x45mm角の杉材を野縁受けとして2本加えました。天井は根太よりも50cm近く下にあり、根太にぶら下がりながら作業する必要があります。これが疲れる…。
しかしこれらの補強により、和室天井へのダクトレール等の取り付けにも耐えてくれるでしょう。
ちなみに隣の台所の天井は石膏ボード貼りだけど、455mmスパンの野縁に野縁受けも渡してありました。
天井材の接合部は以前書いた通りの構造になっているので、天井材と野縁の間には14mmの隙間が空いております。
そこをいちいち14mm厚の木材で埋めてあげる作業がまた時間かかりまして。▲425mmの長さに切った14mm厚の木材を木工用ボンドで横向きに固定
▼野縁一本分の作業を終えたら野縁を90°回転させて貼り付けた木材を下にする
まだこの作業は完了しておりませんで。
425mmの木材42本と、端っこは短めの300mmの木材14本を根太にぶら下がりながら接着する作業…
スグにゃー終わらんわな。
まだ作業半ばではありますが、野縁が455mm間隔になった事で断熱材をキッチリと納める事ができる様になりました。
▼他の部屋だけど以前はこんな感じ。天井裏に適当に乗せただけ
▼断熱材の収まり方向を90°回転させて野縁の間にスッポリきれいに収まったグラスウールの上に、30mm厚くらいのポリスチレンフォーム断熱材で蓋をしてあげようかという気になってきた。
極薄の天井材でもそこまですれば断熱性能は石膏ボード貼りの天井より良くなるでせう。
ついでに遮音シートも張ってあげようか。

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