ゆめ画材にある大理石パレットのコーナーにアルテージュの大理石パレットがあるが、画像から判断するとイタリア産の方は「ビアンコ・カララ」、ギリシア産の方は「タソスホワイト」もしくは「シベックホワイト」だと思われる。
▼左からビアンコカララ、シベックホワイト、タソスホワイト(画像は某石材屋HPより拝借)
最も油彩のパレットに適した大理石はどの種類なのか。アルテージュに、
「どんな種類の大理石を使用しているのか」
「その大理石が油彩に適しているという判断基準は何であるのか」
について尋ねてみた。
アルテージュからは翌日に返事があり、
「絵の具を置いたときに色味がわかりやすいようにできるだけ白色に近いのものを選んでおります」
との事だった。石の種類に関しては把握してないようで、その件に関してはふれてなかった。
私なりにいくつかチェック項目を設定した上で、今度は石材店にメールで問い合わせてみた。
返答のメールから分かった事は以下の通り。
・ベージュ色の大理石は必ず模様がある
・より均一な石肌で、模様のないものは「シベックホワイト」である
・「シベックホワイト」と「タソスホワイト」は、見た目にはどちらも変わらない(「シベックホワイト」の方が斑、模様がより少ない)
油彩に適した大理石パレットの条件を「白く、模様が少ない」とするなら、どうやら「シベックホワイト」が最も適した大理石のようだ。