キャンバス選び

前回の作品(未完成だが…)からもう一月以上経ってしまった。
元来の遅筆に加えて昼間の暑さが更に制作を遅らせている。
はたしてF3号(日本では273x220mm)に一月以上かけている画家がどれだけいるだろうか。…とゆーかそんなに遅いヤツは絵描きで食って行けてないだろう。
幸か不幸か、裕福ではないが食うのには困っていないので実にのんびりとした日々を過ごしてしまっている。

市販の安物キャンバスの裏側にジェッソを塗った地はツルツルすぎてどうも描きにくいため、いよいよまともな(?)キャンバスが欲しいところ。
先日、神奈川に本社を置く「アダムスジャパン」という画材の激安店からセールのパンフレットを貰った。どれも相当に安い…が、ロールキャンバスは半額でも5,6万はざらである。
以前上京した時にアダムスの東京ショールームでフランス・ベルジュ社のキャンバスの切れ端をサンプルで貰ってきた。
B1とG1という中細目のものだがB1は表面の平滑具合がよろしい。
買うならこれだな…と思っていたが、このロールキャンバス、激安のセール価格でも56,700円。(定価だと126,000円)
サイズを計算してみると、210cmx10mなのでF3が240枚ほど取れてしまう。こんなの買ったらまさに一生モノだ。
切り売りはできないか聞いてみたら、ベルジュとフナオカのキャンバスだけは切り売り不可能と言われた。
ベルギーはクレサン社のキャンバスは切り売り可能との事なので、試しに超高級なフラット仕上げの極細目を1mほど買ってみようかとも思案中。
しかしクレサンのキャンバスはサンプルを貰ってなかった。
そしてこのキャンバス、ロールで買うと一巻12万円もする。定価だと218,190円…。一巻10mなので、単純計算でも1mあたり12,000円となる。ちょっとキケンな買い物だ。
キャンバスの目は「荒目」「中目」「細目」など呼び方はいろいろだが、メーカーによっても違うだろうし、見てみないと分からない。描き具合や発色はもちろん描いてみないと分からない。
できれば一揃いサンプルが欲しいところだが、そんな太っ腹な画材店は近所にはなさそうだ。そもそもクレサンやベルジュなど扱ってる画材店が、ない。
都会には住みたくはないが、画材をそろえるのにはやはり都会が便利そうだ。

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“キャンバス選び” への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    クレサンの極細目フラット仕上げ(#13DP)は端切れを買って使ったことある
    けどキャンバスの地塗りが割れやすいしツルツルでめっちゃ滑って描きにくい。
    細目?絹目の#12,13,14番くらいがいいと思う。
    ベルジュのサンプルだが実際は木枠に張るともう少しフラットになるので
    G1でもかなりいいと思う。一応手塗りなので見た目の糸の太さに比べて表面は割と平滑だと思うんだけど。(目をつぶって触ってみるとわかる)
    クレサンなどの機械塗りだと細目でも結構目が立ちます。
    それでもフナオカよりはずっと描きやすいけどね。
    SMとか3号くらいなら端切れが出たらあげるからいつか送ろうかね。

  2. SECRET: 0
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    阿佐美時代にクレサンのキャンバス貰って描いたのがあったけど…あれは何番だったんでしょうかね。
    とりあえず12(細目)と13(極細目)を210x30cmだけ注文しました。14番の絹目は、良くても今後継続的に買える値段じゃなさそうなので自主規制…-_-;
    端切れ出たらよろしくです<(_ _)>
    使ってみていいのをいつかロールで買おう。。
    板の支持体も作らないとなー。

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