以前「角から張る」手法を紹介しましたが、今回はまた別な手法を紹介。
打つ順番の違いだけなので、「角から張り」よりもとっつきやすいかと。
アメリカの画材通販サイトのレクチャーページより。
中央から対辺の角へと張ってゆく手法。
まあ直感的にわからんでもない感じです。
角まで打った後の張り方については不明で、この後は適当に打てという事なのだろうか…
「最後にクサビを挿して小さいハンマーで打ち込み、テンションをかける」とある。※
→詳細こちら
※クサビの使い方については「差し込んでおくのみで、ゆるんで来た時に使う」という資料と「キャンバスを張った最後にクサビで”シメ”のテンションをかける」というものがあり、この記事を見ても本来の用途は別にして個々人で適宜活用されている模様。
次はイギリスの絵画販売サイトらしき所から。
一方向に回転させながら打つのかと思いきや、よくみると180°回転させて90°戻してまた180°回転させて90°もどして…の繰り返しで、ぐるんぐるん回しながら打たなければならない大変な手法。
画像の木枠にはクサビを挿す穴も見られないし、イギリスではポピュラーではないのか?
キャンバス布の「余り」をカットしてあるのも頂けない。
→こちら
次に最初の通販サイト併設のブログらしきページより。
割とオーソドックスな手法ですが、十字にテンションかけた後、先に四隅を張っておくというもの。
(以前K込氏に教わった手法と同じかと。)
9と10はクロスして打ってるのになぜ11と12は平行に打ってるのかが謎。
クサビが付いてないけど、穴はあるので差し込んでないだけ。
→こちら
さてどの手法が一番良いのか、皆さんどんどん試して結果を教えてください。(他力本願)
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私のは角を止めるときタテヨコを同時に伸ばしながら止める方法でN谷先生から教わった。油彩画の技術にも訳者補注として図解入りで載っている。(私のは第八版P.128)裏打ちの方法らしく、できれば二丁持ちでやると書いてあるが、多分原著にはない。しかし読み返すと通常の翻訳ではありえないくらい補注が多い。人の書いた本に自分の意見を過剰に付け加えるのはおかしいし、あとがきの内容と併せても原著者に対して著しく礼を失している。
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>karu氏
つい最近私もそこを読み直しました。
本人にインタビューして書き足したんならいいけど、完全なる自分の意見を過剰に書き足すのは一種の詐欺にも近いものがありますな。
まあ一応「訳者による補注」って書いてはあるし、これはこれで一意見として貴重だとは思うけど。
二丁持ちはいいけど、釘どうやって打つの…