このたびアメリカArt Renewal Center主催の世界コンペで Best Trompe L’oeil 賞を頂きました。
上位の賞ではありませんが、狙ったところにズバリ!といった感。
トロンプルイユという古典的な表現を、銅板に油彩といったこれまた古典的な手法で描くという点がいくらか評価に影響したのか、いずれにせよ今回は「運良く」選考委員の目にとまることができました。
ちなみに出品ジャンルに「トロンプルイユ」というものは無く、私が出したのも静物画部門です。
つまりこちらの賞は選考委員が静物画の中からトロンプルイユ画を選んで授与しているわけでありまして、日本では余り見聞きしない「トロンプルイユ(目騙し)」の概念がヨーロッパのみならず米国でも広く(少なくとも絵画に携わる者には)認知されている事を伺わせます。
まあそれだから「Best Trompe L’oeil」なんて賞が設けられているわけですけども。
International ARC Salon Competitionで賞を得た作品群は、バルセロナとニューヨークで開かれる展覧会でお披露目されるとの事ですが、こちらの作品は既に言い値でARCスタッフにお買上げ頂いてます。
毎年規模が拡大しているARCコンペ、今年は1006点の作品が閲覧できます。
サイトもリニューアルされて今までとは勝手が異なりますが、全ての作品がブラウザ上で任意の大きさに拡大縮小して閲覧できるようになりました。
実ピクセル以上に拡大されてしまう仕様や画像一覧の表示が重たいのはどうにかして頂きたいですけども、内容はもうすばらしいとしか言いようがありません。
ぜひ今年も世界クオリティのリアリズムをご堪能ください。
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