Medici提供 動画シリーズ。
制作動画の類になりますが、一旦撮影したものを見ながらコメントし合うというスタイルで収録しております。
前回に引き続きソルダムに着彩していきます。
色彩は後にグラッシという形で調整する事を念頭に、土性系と鉛白を多く含む堅牢な絵具を用いて描き進めます。
私が色彩感覚に鋭いわけでは全くありませんが、慣れない方ほどドギツイ色を使ってしまうなんて事をやりがちである…というようなお話を交え、色というのはパッと見の彩度より使い方であるという考えを述べています。
色彩が併置する色によって鮮やかに見えたりくすんでみえたりする事は昔から気づかれていたと思いますが、ゴブラン織の糸の配置でそれに気づき論理的にまとめあげたのがシュブルールの色彩理論で、彼の色彩理論は印象派に大きな影響を与えたとされています。
他にも描画に使うメディウムの濃度の話や、重ね塗りする際の乾燥期間等についても制作する立場としての印象という形で言及しています。