画家と鑑賞のための照明についての考察 <2>
画家と鑑賞のための照明についての考察 からのつづき 早速ですが以下は当方で使用している照明も交えていくつか有用な照明をご紹介。 特にすごい環境ではありません。予算があればもっと色々便利な照明環境を導入可能でしょう。 ラ...
画家と鑑賞のための照明についての考察 からのつづき 早速ですが以下は当方で使用している照明も交えていくつか有用な照明をご紹介。 特にすごい環境ではありません。予算があればもっと色々便利な照明環境を導入可能でしょう。 ラ...
現代の絵描きは恐らく、蛍光灯など人工光源のもとで描くという事がすごく多いと思います。 写真を使う画家も多いので、なおさら照明についていくらか勉強しておく必要があるんじゃないでしょうか。 という事で、当方も素人ながらにいろ...
以前、こちらのブログで「牛乳を注ぐ女」のテーブルにまつわる俗説(パースが狂ってるとか台形だとか五角形だとか)を一蹴してあげました。 →こちら なんだかやたら詳しいフェルメールのサイト(essentialvermeer.c...
諸外国の事情は知りませんが、日本に於いて油彩作品の価格は概ね「号数」によって決められる様です。 作家毎に設定された「評価額」というものがあり、それはつまり1号あたりの販売価格で、仮に「号5万」という評価額の作家が10号の...
以前フェルメールの「牛乳を注ぐ女」のテーブルは六角形であると明言しましたが、それ関連の小ネタをひとつ。 賢明なファンなら気づいてて当然でしょうけど、「紳士とワインを飲む女」に六角形らしきテーブルが描かれています。 wik...
病気ネタから更新してませんでしたが、しっかり生きて製作に励んでおります。 天然ウルトラマリンの抽出作業は鬼の様に面倒なのでなかなか進んでおりませんが、有用なネタをひとつ。 ウルトラマリンの抽出をやろうとした際、最も高価な...
4gのラピスラズリ顔料(+4gの樹脂・蝋)によるパテで抽出実験を続けていますが、まだこれといった「最高の抽出条件」を特定するには至っておりません。 しかしながら、先日は今までで最高の青を取り出す事に成功しました。 以前、...
話が多少前後しますが、論文にあるのと同じ「250メッシュ」という非常に細かい網目の金網を、10cmという短い単位で譲って頂ける店があったので購入し、篩を自作しました。 ・川西金網店 購入品:「SUS316 綾織金網 線...
なぜかダマが出来る事がある。 沈殿した顔料同士が絡まってダマになる。 指で押さえながらすくい上げ、つまみこすりしてみるとなんだか樹脂のカスの様なモノが残る。 炭酸カリウム1%のお湯で洗っても消えず、仕方がないのでこつこつ...
話が多少前後しますが、250メッシュという非常に細かい網目の金網を入手し、篩を製作しました。 細かいと言っても目開き0.065mmありますので、顔料の大きさから言うとかなり大きい目になります。 自作粉砕器によって原石を砕...
ラピスラズリを砕くにあたり、「顔料は細かくするほど色味を失う」との事ですが、実際にはどうなのでしょうか。 色味に関しては毎度言ってる通りお使いのパソコンによって発色がまるで違うので参考程度にしかなりませんが、上記画像の左...
洗い作業を終えて乾燥してとれた、天然ウルトラマリン顔料のお披露目。 こちらは最も色味の良かった3度目の抽出によるもの(同じパテからの抽出です)。RAWで撮影して色調整しましたので、今までのものよりも実物に近い発色になって...
一度目の抽出はやはり白い部分の抽出量が多い様で、沈殿した顔料の表面は白っぽくなっています。しかしお椀をゆするとたちまち鮮やかな青が顔を出すので、方解石の粒の方が青い部分より軽いのでしょうか。(軽いものほど上になるので) ...
いよいよパテからウルトラマリンを抽出します。 今回準備するのは、先日作ったパテとアルカリ水溶液(=炭酸カリウム)。 あとは適当なお椀をいくつか。 それに湯煎用のボウル。 記録するのなら温度計などあると良いかも知れませんが...
しばらくぶりのウルトラマリンの抽出レポートです。 今回は抽出の一段階手前の作業となるパテを作ります。 やろうと思えば一気に抽出までいけますが、記事も長くなる事だし今回はパテづくりまで。 前回も書きましたが、パテの材料と分...