現在公開中のMedici動画はタイトルの通り油彩画で使用する白色絵具について。
ひとことに「白」といっても色味や性質の異なるものがいくつも存在します。
シリーズ第一回目は白色絵具の3大代表格、シルバーホワイト・ジンクホワイト・チタニウムホワイトについて、それぞれの特性について簡単な説明をしています。
前半は基本中のキホンといった感じです。
上記の第一回目で単なる「白」ではなく「鉛白」とか「チタン」とか目的に応じて選び分け、使い分けができるようになって頂いたところで、次に参ります。
続く第二回目は、国内で流通している白色絵具の製品名称と組成の関連性についてです。
市場に流通する油絵具は色名が同じでも中身は違っている場合があります。
具体的に言うと単一の顔料ではなく混ぜものがなされていたりとか、油の種類が違っていたりとか。
専門家たるもの、製品名称は知っていても中身については関知せずというのでは心もとない。
でも確かに毎回いちいち調べるのは大変なので、一部ですけど一覧を作りました。
それをみながら名称と中身について語ります。
第三回目はいよいよ海外メーカーの白色絵具について。
主に鉛白を含む絵具群をリスト化し、それに基づいてお話を展開してゆきます。
国内メーカーと比べかなりバラエティに富んだ製品群に触れることができるのですが、それが逆に混乱の元ともなりえます。
日本では「シルバーホワイト」に統一された鉛白も海外では大体3通りの呼称が存在し、なおかつメーカーによって名称と組成のパターンが異なる場合もあるので購入の際には注意を要します。
動画中に使用しているリストをこちらで公開致しますので、ダウンロードして適当に眺めて下さい。(若干修正を加えています)
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