最近は大きい美術館で開かれる企画展はしっかりした特設ホームページが作られるようになっていますが、ワンクリックで会期などの情報をGoogleカレンダーみたいなスケジュール管理ツールに登録できるようにしておらず、毎回手動で打ち込まなければならずにイライラします。
なんでやらないんでしょうね。
iCalenderという規格がありまして、それに沿った形式で書かれたファイルをダウンロードして対応アプリで開く事により、カレンダーに登録が可能になるそうで。
冒頭のGoogleカレンダーのボタンを押すと、予定の各項目が入力された状態のGoogleカレンダーのページが開かれるので、「保存」すれば自分のカレンダーに予定が追加されます。
自分で作った予定を公開したい場合は、Googleカレンダー標準の機能でこのようなボタンを用意してくれます。
作り方は以下。
その下の「予定を公開」をクリック
ポップアップでコードが表示されるので、文字列を全て選択してコピー。
ブログやHPのHTMLに貼り付ければ冒頭のボタンができます。
iCalの方もGoogleカレンダーで用意したのですが、カレンダーの公開設定みたいなところからiCalファイルのURLを取得できるので、アイコンを自分で拾ってきてその画像にiCalファイルをリンクさせています。
Googleカレンダーは一つのアカウントに複数のカレンダーを作れますので、プライベートなカレンダーとは別に公開用のカレンダーを作っておくのが良いでしょう。
ポップアップで出てくるURLをコピーしてブログやHPに貼り付ければOK。
ボタンにしたいなら何かボタン画像を用意して、その画像にURLをリンクさせる。
個人のスケジュールを公開する際はこんなサイトに登録しますとこういったページを作ってくれますので、これを自分のブログやらにリンク張るのが簡単かも知れません。
個別に登録したスケジュールはGoogleカレンダーとYahooカレンダーへの登録ボタンだけで、iCalには対応してないみたいですが、この説明にある様にGoogleカレンダーのiCalファイルを投稿すればiPhoneやAndroidに取り込むボタンのあるページを作ってくれます→例
一方、QRコードにスケジュールを埋め込んでスマホのスケジュール管理アプリに登録する方法もあります。
QRコードには様々なフォーマットがありまして、地図、連絡先の登録、メール、Wi-Fiの設定なんかもできちゃうんですね。
ただし読み取りに使用するアプリによって対応するフォーマットに制限があって、自分の要求する機能を有したアプリを探すのに難儀しますから、それが普及の障害になっていそうです。
Android用QRコードリーダーでは私が試した中では「QR Droid」ってのが良さそうです。
iPhoneは「QRプロ」というのが100円の有料アプリですがスケジュール対応を謳っています。(持ってないので試せていませんが。)
Windowsphoneも持っていないのでわかりません。
今回の個展にあたって美術雑誌の個展情報のスペースにQRコードを掲載できないか問い合わせましたが、前例がなくいろいろ検討が必要との事で今回は見送りとなりました。
かなりの数の個展や美術館の情報が掲載されてるわけですから、スマホでピっとスケジュール登録できる様になればいいですね。