Medici動画、前シリーズのフレスコ画概説につづき実演編となるシリーズを公開しています。
お手軽にフレスコ画が体験できるセット。こちらを紹介しながら、カメラの前で松川さんに実演頂いています。
ちゃんとした絵を描く下準備をしておけばよかったとはご本人の談でまあたしかにですが(笑)、それはまた次の機会に。
上記製品は支持体としっくいの粉がセットになったもので、顔料、筆、捏ねるための容器や混ぜ棒、左官鏝などを別途用意する必要がありますが、顔料は下記辺りで、その他の道具は100円ショップで手に入りそうです。
松川さんによると支持体に断熱材として使われるポリスチレンフォームを採用したのが秀逸であるとのコメント。
基本的にフレスコ画は絵具に接着剤を含まず、地となる漆喰自体が乾燥過程で顔料を定着させる働きを利用するものです。そのため漆喰の乾ききらぬうちに描き進める必要がありますが、乾き具合で相当に描き心地が異なり、また発色も違う様子がうかがえます。
フレスコ画の地である漆喰は強いアルカリ性ですから実は使用できる顔料に制約があり、耐アルカリ性の顔料でなければ見事に退色・変色してしまいます。
ここでは鉛白や亜鉛華、インディゴ、プルシャン、天然ウルトラマリンなどを塗布し、経時変化の検証を行っています。
そして最後にオマケ動画。
フレスコを題材にしたボードゲーム、その名も「フレスコ」の紹介です。
私は未プレイですがなかなか戦略に頭を使いそう。
「フレスコ」もいいのですが動画冒頭で松川さんが紹介されたマンガ「放課後さいころ倶楽部」が妙にハマりそうな予感がしています。
残念ながら「フレスコ」は登場していない様ですが。
もう長らくボードゲームに触れる機会を持ちませんが、思い返せば世代なのか、中学生の頃などはクラスメイトの間で自作のゲームを開発・プレイする事が流行りました。
今みたいにスマホはありませんし、学校にゲームを持ち込むことはできませんから紙と鉛筆で自作するんです。
私が作っていたのは紙に描いたマップと敵モンスターのイラストを描いた紙切れなどを用意した「紙版ドラクエ」で、プレイヤーはマップの裏から磁石で主人公に見立てたエレキバンの磁石を移動させ、敵影に触れると戦闘用紙に切り替え、数字を書いた鉛筆を転がしてダメージ判定などをする仕組みだったと思います。
ライトノベル「フォーチュン・クエスト」を読んだのは高校に入ってからだったか、小説の中のキャラクターたちがTRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)をプレイするというエピソードにどハマりし、私もルールブックやメタルフィギュアなどのアイテムを求め彷徨うことになりました。TRPGはボードゲームとは違いますけど。
▲借りパク状態のフォーチュン・クエスト(見てたら連絡ください)
残念ながら現実にはプレイする相手を探すのも大変だしお話のようにはうまくは行かないもので、集めたグッズはなかなか日の目を見ずに今も大事に保管されています。
最近は6歳と7歳の姪っ子たちとスーパーファミコンやwiiなどのテレビゲームをする事に楽しみを見出していますが、簡単なボードゲームを探してやってみるのもいいかも知れませんね。…そしていずれTRPG…
…と、今回はゲームの話フレスコ実演動画紹介+αでした。