油の配合


油絵の描画に使う溶き油(※メディウム)は、50mlの小さいビンにちょくちょくと配合して使っております。
攪拌する前は見事に分離して、なるほどこんな比重だったのかと改めて観察してしまった。
ビンの上から
テレピン
フラマンシッカチーフ
リンシードオイル
スタンドリンシードオイル
ベネチアテレピンバルサム
…の順。
(一番下の白い部分は、ビンの底)
配合比が分かるかな…。
樹脂・乾性油・乾燥剤(“マンガン”かな?)の混合液であるフラマンシッカチーフが上の方なのが意外。
あ。これ自体にテレピン入ってるからか。
※溶き油と書くと絵の具を薄める為の油と思いがちだが、絵の具に添加して伸びやツヤの調整、また堅牢性を与える為のもの。基本的に「揮発性油」「乾性油」「樹脂」の三種を配合してつくる。

ライティング考察

9月頃にライティングに関して考えてた時に自分の覚え書きも兼ねて書いていた記事、それが放置状態だったのでちょっとまとめて公開。
昼夜問わず同じ環境光の元で描きたいと思い、光源について長らく考えていた。
手っ取り早いのは昼間から雨戸を閉め切り、蛍光灯のあかりだけで製作を続けることで、しばしばこの方法で描いてきた。
しかしながら手持ちの蛍光灯のあかりは、やはりどうも自然光と比較すると不自然であり貧相でもある。
また私の好きな「暗めの絵」を描くのには、モチーフを照らすあかり(スポットライト等)とキャンバスを照らすあかりを別個に用意したい。
はてさて予算を抑えつつ導入するにはどのような光源がよいのか。
蛍光灯の管(蛍光管)にもいろいろと種類があり、中でも「高演色AAA」とか「色評価用」の表記がある蛍光管はより自然光に近いスペクトル分布を示すらしい。
これは丸形管の製品はなく直管オンリーで、しかもその辺の家電屋には置いてない。
[参考]http://www.akaricenter.com/chokkan_tokusyu/irohyouka.htm
モニターのキャリブレーション(色調整)や写真撮影には絶対的に高演色を謳った蛍光灯が有効らしいが、はたして人間の目で見る場合にどうかというのは、よくわからん。
直管型の蛍光灯器具があれば、いっちょ買ってみるんですがね…
スポットライトと言えば、やはりハロゲンランプでしょうか。

こちらは色温度が3000~3600K程度と蛍光灯より低く赤みのある色で白熱灯に近い。
しかしスペクトル分布は蛍光灯よりはるかに自然光に近い模様。
白熱球と同じく発熱量が多いようだが、ダイクロイックミラーという複層塗膜の反射鏡を内蔵した「ダイクロハロゲン」(上記画像)なるものであれば、熱線を反射ミラー後部へ逃がしてくれるので照らす対象物は比較的熱くならずに済む。
ハロゲンランプの取り付けは、クリップライトがお手軽。
電源コードと中間スイッチ付のものであれば工事もいらないしスイッチ一つでON/OFF可能。
しかし下の図、左側の様にランプを取り囲む形に反射鏡のついた器具にダイクロハロゲンを取り付けても、せっかく後ろに逃がした熱線を再反射し前方へ放射してしまうので普通に考えて意味がない。
熱のこもらない様、右側の様にランプが開放的なものの方が良いだろうと思われる。

楽天などで「クリップ」「ハロゲン」のキーワードで検索すると、ハロゲンランプ(ダイクロではない)付きのスポットライトが2000円以下で購入可能である。
ダイクロハロゲンがよければランプは後から交換すればいい。
ただし、ハロゲンランプは口金の種類が特に多様なので交換時は注意が必要である。(といってもE11が主流なのかな?)
[ハロゲンランプの型番・口金タイプ]
http://www.akaricenter.com/mame/mame_harogen_buy.htm
口金は多様だが100V/110V、12V用の球がある。
12Vの球は通常100Vの電源にトランスを噛ませて12Vに落として使用するが、事実上100Vよりも消費電力を押さえられ、12Vの50W球で100Vの75W球並の明るさを得られるらしい。
クリップライトもいいが、モチーフ設置場所がアル程度決まっているのであれば、ダクトレールを設置するという手もある。
レールの範囲内であれば自由に照明器具を移動できるし、器具の追加も容易にできる。アダプタを使えばペンダント式の照明や蛍光灯も取り付け可能で、またダクトレールから電源を取るコンセントアダプタもある。
上の画像は蛍光灯のひっかけ電源部に後づけできるタイプのダクトレール。
これだと工事の必要はないが、壁などに蛍光灯を付け消しするスイッチのある環境でないと使えない。(リモコン式のダクトレールもあるのでそれだとタブンOKだが、かなりお高い)
工事をせずに安価にダクトレールを設置しようと思うならば、下記のようなものもホームセンターで入手可能。ELPA ライティングバーシステム
天井の適当なところにネジで留め、コンセントを挿せばいい。
ライトは市販のダクトレール用のものが使える。
なにぶん金がないのでモノを買うのには勇気がいる。
かなり検討した結果、ワケあってお安く手に入れられる某メーカー製の、ダクトレールを買って自分で適当に設置する事にした。
まだあかりの問題が完全解決したとは言えないが、一応モチーフを照らすあかりを得る事はできたので、その話をまた次回。

未熟の柿


サイズ: M8号(455×273mm)
キャンバス:トークロ
庭にある渋柿。
柿本体は結構日持ちしてくれるが、葉っぱはやはり1日経つと形が変わってしまって難儀する。
完全には熟れてない黄色と表面についた白い粉、粉の取れたところの光沢が魅力的。

ブルーベリー もうすぐ終わり

写真撮るのをさぼってもう一気に終わりです。
断面部分の加筆・グレーズ、
右の茎は残す事にして描き込み、
化石の描き込み・グレーズ、
ブルーベリーの追加、
ブルーベリー群へグレーズ、
葉っぱ描き込み・暗部にグレーズ、
テーブルのハイライトなどの描き込み
…とまあ全体に渡って微調整など。
途中悩む所があって、大幅に時間のロスが生じた。
これがあるからいけない。
逆に言うと、描いてる最中の迷いを無くせれば製作時間は大幅に短縮できるんだろうと思う。
迷い無く描いてる時の筆はそう遅くもないと、最近思うようになった。
号数で言っても大きさわかんない方が多い様なので、サイズ比較のオマケ。これがF3号。約ハガキ3枚分。白魚の様な手(笑)
先日は稲刈りの臭いがしてきて「ああもうそんな時期か…」と、バイクで写真撮りに出かけたが、思う様な光景が撮れずに単なるキョロキョロあぶないツーリングになってしまった。
翌日は雨の上にナゾの腹下し。頭痛もヒドイ。
今年は良い稲刈り風景を収めておきたいのですが。

ブルーベリー たしか4日目

頭痛に悩まされつつ、カボチャの白い模様と、化石の、微妙な加筆のみ。
ブルーベリーも若干の修正。もうここからはほとんど変化がないので、観ててもつまんないかと。
ブルーベリーの追加に関しては慎重に様子をみる…。
ずっと観てるとパッと見の印象がわからないし、このあたりでしばらく間を置くのが良いかも知れないとも思う。
次の構想でも練ろうか…。

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