モチーフのラピスラズリを描くのに天然ウルトラマリンを使うという、これまた単純な…お遊びをやってのけました。
まだ描きかけですが。まあ画像は毎度ながらショボい色しか出てないんで全く参考になりませんので、気になる方は来年開催予定の個展見に来てください<(_ _)>
私の天然ウルトラマリンは、市販の絵の具と比較すると相当粒子が大きく、その使用感は「塗る」という感覚からはほど遠いものです。まさしく「置く」という作業。
他の絵の具と混ぜるとか、透明メディウムと混ぜるとか、そんな事をしてあげないと「塗る」事はできないでしょう。
これが使い勝手が悪く、ムラ無く置く事は、まず不可能ですな。
中学校の授業で作った七宝焼きを思い出しました。
あれも「塗る」作業ではなく、「置く」作業です。▲他の部分と比較してザラついてるのが肉眼でも判ります(クリックで拡大)
下層にはコバルトブルーと混ぜて使い、3日乾かしてその上にユルユルのウルトラマリン(リンシード+常用メディウム)を乗せました。
あと何回か天然ウルトラマリンでグレーズっぽい事をやろうかと思います。
フェルメール他の絵描きさん方はこんな絵の具をどうやって使ってたんでしょうね。
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とうとうラピスラズリ使いましたね。サイズは分からないけど1万円分ぐらいあるんじゃないですか?僕も試し塗りしてみたけど、樹脂を多めにして何層もグレーズすれば、きれいな深い青になるように思いました。変色しずらい事や耐久性を考えるとそれだけでも使う意義はあると思います。使い慣れるまで金額が馬鹿にならないのが難点ですね。
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>ラヘルさん
原価は2~300円かかってるかどうか程度じゃないでしょうか。
手間をお金に換算して考えるなら描くこと自体もお金がかかってるという事になるんでそりゃ1万じゃきかないと思います。
光線には強い顔料ですが、絵の具層としての質(固着性等)がどうか気になるところですね。
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抽出したものを細かくするとかなり色が淡い粉になったけど、油と混ぜると濃いきれいな青になりました。
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>usaさん
以前も書きましたが、当方の実験では細かくすると色味自体が変わってくすんでしまいます。
そちらでは変化ありませんでしたか?
であれば、素材・環境・手法等に起因する色味の変化の原因が当方にあるという事になります。
ご報告のほどよろしくお願いします。
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灰汁を使用したこと以外はほぼ一緒のことをしていると思うのですが・・・。平らな画面にしたくて粒子を細かくしたのですが、細かくした粉の色としては日本画の顔料でいう天然群青の12番から白くらいかな・・・?油と混ぜると色が濃くなり、私にとっては「きれい」だったのですが・・・。 粒子のサイズ・・・難しいです・・。ルネサンス期の板絵などにはどのくらいの粒子のものが使われていたのでしょうか・・・。
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>usaさん
抽出前でも後でも良いですが、更にすり潰す前の顔料と、すり潰した後の顔料の色を比較してみてください。
私の場合、後者は明らかに色が変化し、くすんでしまいます。
陶製乳鉢ですり潰した場合も、大理石とガラス製練り棒を使用して油を練る際に細かくすり潰した場合も、色が変わってくすむ事に変わりありませんでした。
usaさんの最初のコメントから「細かくしても色味に変化なし」と受け取ってしまいましたが、もしかしてそういう事ではなく、単に抽出成功のご報告だったのでしょうか?
粉末の顔料に油を足すと濃くなるのは、たしかに間違いありません。
水よりも濃くなり感動しますよね。
フェルメールの「画家のアトリエ」に使われたウルトラマリンは平均10μ(0.01mm)だそうです。
「天然ウルトラマリンの抽出」で使われている程度のフルイ(250メッシュ)では全然細かさが足りないでしょうね。
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有力な情報ありがとうございます。 「細かくしても色味に変化なし」という意味ではないです。「細かくしてもそれなりに濃い青だった」と受け取って下さい。わかりにくくてすみません<(_ _)> いつも楽しく見させてもらっているので、これからもがんばってください。
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>usaさん
なるほど了解しました。
もし実験されたのであれば細かい点でもご報告頂ければ今後参考にされる方々にとって貴重な情報源と成りうると思います。
今後ともよろしくお願いします。