どうでもいいい小ネタです。
こんな色のフラマン見たことないんすけど。
ルフランの公式ガイド「Guidede la Peinture a l’Huile」に載ってるフラマンはこんな色。
そしてなぜか、公式サイトのフランス語版には製品そのものが非掲載。
英語版には載ってる。
謎多し。。。
またラベル変わったんですね?
ピクチャーレール
こちらが非常にお安くて、いつも利用させて頂いております。
DIYパートナー
DIYパートナー楽天市場
ピクチャーレールのバリエーションは2種類(各2色)しかありませんが、1mのものが850円から。
スリムラインの耐荷重は15kgとなっていますが、当方は壁への取り付け穴を自分で増やして強度を増し、めいいっぱい吊り下げてます。
ワイヤー自在(ワイヤーフリーフック)は50cmで390円から。2mでも600円以下で買えます。
小物はうれしい事にメール便対応で送料160円。
自在フックの方はサイズもミニ、S、L、ノーマル(サイズ無表記)と4種、ワイヤーのみとか、フックのみの取り扱いもあります。
当方はSとLしか買ったことありませんが、軽いものはS、大きいものはLのフックに吊ったり、一本のワイヤーにフックを2つ付けたりしております。
※ワイヤー自在フリーフック Lタイプに付属のワイヤー(Φ1.2mm)にSのフリーフック(Φ1.0mmまで)は取り付けられないので注意。
以前自作していた透明なナイロンワイヤーの自在吊りも、ラインナップに追加されておりました。
軽い水彩額や写真などは、ナイロンで十分だと思います。
日光漂白 つづき
前回の報告からさらに一週間ほど、日に晒し続けたリンシード練り鉛白サンプル。
日に当たった部分はさらに白くなり、アルミホイルで遮光した部分との差がよりクッキリと出てます。
やはり極度に油の溜まった部分は黄色味が抜け切れませんが、以前よりは薄くなりました。
サンプルは全体的に分厚く塗ってあるのですが、私が通常製作時に塗る程度の厚みの部分は、ほぼ塗布直後に近い白さまで戻ったんじゃないかという感です。
もともと複雑な凹凸の部分には油溜まりができやすく、黄変も激しい様です。
対してパレットナイフで平らにのばした部分は油浮きも少なく黄変も軽いため、漂白の結果も後者がより白くなっています。
平らな方がまんべんなく日が当たるというのもあるかも知れません。
サンプルは11ヶ月前に塗布、キャンバスは2年前に購入したものですが、この程度の新しさなら暗所での黄変は十分に除去可能です。
果たして10年20年と暗所にしまったものも、ここまで回復可能でしょうか。
あるいは描き上げてから何十年と経ち酸化重合が十分に進んだリンシードでも暗所に置けば同様に黄変をきたすのか、そしてそれはまた同様に漂白可能なのか、気になります。
加工油で練った鉛白、或いは市販のチューブ絵具に加工油やその他メディウムを足した状態での黄変具合・漂白具合も、試してみたいところです。
海外各社 スタンドオイル比較の1
海外メーカーの加工油を色々買ったので、色々テストしたいと思っております。
まずはスタンドオイル。
とりあえず粘稠度の比較動画をひとつ
泡の大きさも異なるし正確な比較にはなりませんが、なんとなくの比較はできると思います。
Williamsburgが最も硬く、Old Holland、WEBERあたりは柔らかいです。
ただし暖かくなったら全体的にもっと柔らかくなるんじゃないかとは思います。
ところで全てにおいて微量の沈殿物、浮遊物が確認できますが、加工時にできるものでしょうか。
肉眼では確認できない程度のものです。(当方は目の前7cmの対象物がハッキリ見えるので小さいものがよく見えます)
続いて、容器から出してナイフでいじってみた様子。
最も柔らかいと思われるWEBER
最も硬いと思われるWilliamsburg
かなり糸引きますね。
日光漂白
油絵具に含まれる乾性油は経年によって必ず黄色く変色します。
特に、乾性油の中でもっとも堅牢であるリンシードオイルは黄変の傾向か強く、この油が使われた作品などを光の全く当たらない場所に置いておくとものの1,2ヶ月でも目に見えて黄色くなります。
しかしこの黄変は太陽光に晒すことである程度回復する事が知られています。
今回は、全く光の当たらない場所に保管してすっかり黄変してしまったリンシード練り鉛白のサンプルを日光漂白してみます。
サンプルを塗ったキャンバス地にもリンシードが使われており、かなり黄変しています。
比較のため部分的に日が当たらない様にアルミホイルをかぶせ、窓ガラス越しの日差しに1時間半だけ晒した結果が以下。(クリックで拡大します)
さすがに凹凸の激しい部分の凹部に溜まった油の黄変は目視では変化ありませんが、全体的にみると、この時期の1.5時間の日差しでもかなり違いが出ました。
アルミホイルでおおった部分は以下画像の破線で囲った部分です。
この部分が黄色く残っているのがわかると思います。
この時期でも直射日光のあたる部分はかなり暖かくなります。
絵画作品を長時間直射日光に当てる事は、暖められた部分が膨張して亀裂などの原因になる事も考えられるのであまりおすすめは致しません。(描かれて何十年もたたないような新しい絵であれば、まだ絵具に柔軟性があるので神経質になる必要はないかと思われますが)
極端な黄変を防ぐのには北窓から入る明かり程度でも十分です。
また直射日光でなくとも、黄変した作品は明るい部屋に置いておけば黄色味を除去できるでしょう。
ところで、日光で黄変が除去される化学的メカニズムがどのようなものかは知りませんが、紫外線で除去できるものなら紫外線蛍光管で作品を暖めずに短時間で黄変を取り除く事が可能なのでしょうか。
どのみち紫外線は顔料の色味を奪ったりするのでこれを浴びせるのはいい事ではないでしょうけども。
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