Proportional Divider=比例コンパスというものがありまして。製図用の道具です。
これはデッサンに使えば対象物のみかけの大きさを任意の拡大率で紙の上に写し取れるという強力なツールとなるわけですが、なんでこれが日本では画材として流通してないのか大いに疑問であります。
理由の一つとしては製図用のクソ高いものしか製品として存在しない事が挙げられましょう。[参考]
あとは測り棒は使うくせに「道具に頼ると上達しない」という意味不明な宗教上の理由によるものでしょうか。
文章でこれがどう便利なのか説明しても伝わりにくいので、下記リンク参照してください。
英語サイトですが、動画みればわかります。
http://www.accurasee.com/divider.html
アメリカでは画材として単純化されたものがいくつか販売されています。
で、買ってみました。
製図用のが1万円以上するのに対して$12.99は格安です。
良い製品だと思いますが、プラスチック製だし正直なところ500円くらいで出せんかいなという質感ではあります。
需要少ないから無理でしょうけど。
製図用と異なり交点が無段階調整ではなく飛び飛びなので、比率の微妙な調整は自分と対象物の距離などで調整する必要があります。
まあコツやら慣れやらそれ相応に必要ですけど、棒使って測るより12倍はイイと思いますよ。
原理は単純なので、厚紙と画鋲でも作れますね。
ヒマがあったら木工でDIYしてみようとも思いますが、ただ「X倍にしたい」という場合の交点の位置は単純に”棒の何分割の位置”とかでいいのか、計算して交点の位置を求めないといけないのか、無学な私にはわかりません。
だれか教えてください。
ちなみに言っておきますが、正確な比率で対象物を紙に写しとることがデッサンや写実絵画にとって最重要であると言ってるわけではございませんので勘違いなき様。
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こういうのあるんですねー。
知りませんでした。
なんで日本で画材として売ってないんですかね。
「意味不明な宗教上の理由」という言葉ウケました。
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>古吉さん
ウケたウケた(笑)
800円の測り棒を買わされたりセットに入ってたりする事も多いと思うんですが、コッチの方が遥かに多機能で使えますよね。
日本では図形(製図・デザイン)と絵画表現が教育段階から別物として隔離されてるのも、こういった便利道具を知ったり使ったりする機会が無い理由の一つかも知れませんね。