額縁との癒着防止 鳥越式マットボード片スペーサー

油彩画の額装時、多くは描画面の一部が額縁と接触する構造になっている為、作品と額縁とがくっついてしまい取り外しの際に絵具の層が剥離する事故が多発します。
描画面がザラザラした木地と触れる分にはまだいいのですが、特に安価な額縁のライナーにはプラスチックが使われている事もあり、アクリルニスを塗布した油彩画は容易に癒着してしまい危険度が増します。

その事を経験的に知っている絵描きは各々独自に対策している事もあるのですが、未だそれらが額装の基本として語られる事は無く、また癒着防止のしくみが新たに開発されたり、そのための部品が画材として販売されるという話もちょっと聞き及びません。

ここでは、木枠やパネルなどある程度の厚みを持つ木製の支持体が使われた作品に限られますが、当方で採用している癒着防止策についてご紹介してまいります。続きを読む →

COMEART

コメアートアイキャッチ

アーティストポータルサイト「COMEART」に掲載頂きました。

ジャンルや知名度を問わず、“きちんと活動している作家”を紹介し、新たなファンを呼び込む目的で運営されるサイトです。続きを読む →

横浜本牧絵画館「銅板油彩画の制作」 無事終了しました

銅板油彩画の制作 館内01

横浜本牧絵画館における研究発表展示「銅板油彩画の制作」展は2月24日をもちまして無事に会期を終えました。
今回の展示については来館頂いた一般の方々はもちろん、絵画関係者にも好評だったようです。
やはり銅板油彩画そのものが珍しく、制作法について語られる事なんてまず無いですから絵画ファンや専門家の興味を引く内容だったんだと思います。

今後、当方が通うアトリエ併設のギャラリーにて縮小展示を行う計画でしたが、これだけ手間をかけ内容も充実しているものですから、できれば同規模での開催を他地域でも実現できないか…と思い、企画展示としてやって頂ける会場を探しております。
場所を借りての展示ならいくらでも候補はありますが、私個人では資金と人員不足ですので。
40m程度の壁面があればそのままの展示が可能かと思います。
お心当たりのある方おられましたら是非コメント下さい。続きを読む →

横浜本牧絵画館「銅板油彩画の制作」

来る2月8日(土)より、横浜本牧絵画館にて展示を行います。

同館による「作家・研究者支援プログラム」の公募に選出されまして、昨年より準備して来た企画展示です。

当方が制作した銅板油彩画22点(+比較展示用のキャンバス作品1点)と解説パネル、触れる銅板サンプル、下準備から制作までをまとめた動画などを織り交ぜ、文献などでよく見る手法とその検証結果、独自に到達した手法、起こりうるトラブルなどについて、あまり専門的になりすぎないように配慮しつつ、銅板油彩画というものについて触れて頂ける内容となっています。

スタック法鉛白顔料と自製の天然ウルトラマリンもオマケで展示。

またアトリエ・ラポルトよりアンティークの銅板油彩画を資料提供頂いており、ハンマー打痕の残るホンモノの銅板油彩画を見ることができます。
こちらの記事で紹介したものです)

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