しっかり張れ

最近ますますやる気が無いのだが。
ゆりが咲いている(というか、散り始めている)うちにこいつをメインに何か描こうかと、若干尻が浮きつつある。
梅雨の時期に張っておいたP3とM3のキャンバスの様子を見て尻が完全に地に着いた。

なんだこれ。
どうやらキャンバス張りの修行から出直さないといけないらしい。

左官

恐ろしく長丁場と化している壁工事。仕上げは最も安価な「(ニセ)聚楽壁」とする事に決め徐々に、部分的に、仕上げの作業を進めてきた。
工事を始めて何ヶ月になるだろうか。台所との間仕切り壁を、先日ようやく仕上げた。一番最初にとりかかった壁が一番後回しになってしまった。
最も面積の広いこの壁は、柱で左右に区切られてそれぞれ1800x1800mm=3.24平米。
ホームセンターで購入した聚楽壁材が丁度一袋分(3.3平米)ずつである。
平らにするのはムリだと、最初からでこぼこ仕上げで塗っていたのだが、やはり職人魂が刺激され、最後の縦長半坪分の壁と台所間仕切りの左半分の一坪分を極力平らに仕上げてみる事にした。
鏝使いは難しい。
壁材を鏝に載せる(鏝ですくう)時点で難しい。
壁材を延ばす時は鏝の進行方向側をちょっと浮かせて滑らせる。
浮かせすぎると壁材を削いでしまう。寝かせすぎると鏝が壁にぴったりと吸い付いてしまい、離れなくなる。無理矢理取ると、壁材ごとはがれてしまう。これに幾度となくやられてしまった。
▼柱を境に左右アンバランスな仕上げ…
上の画像は一番広い台所との間仕切り壁。
左が平らを意識して塗った面。右はデコボコ仕上げにした面。
これをもう10枚ほどやればもっと平らにできる自信はあるのだが…残念ながら我が家にはそんなに自由に塗れる壁はもうない。

聚楽壁&棚

エアコンを取り付ける予定の壁(北側)のみ、先に仕上げを済ませた。
↓どこにビス止めしても良い様に、合板を使用
聚楽は粉末状のものに水を加えて練り上げ、コテで塗りつける。
もともとデコボコした壁にする予定だったのだが、やはりこれは素人では平らに塗る事はできない。
左官さんの偉大さをすこしだけ実感。
↓ムラだらけの聚楽
鉄製の安物コテで塗っていたのだが、どうも黒色の不純物が混ざる…と思ったら、どうやらコテが腐食されていたようだ。
なにが添加されているんだこの聚楽…
そのコテ、翌日には完全にサビついていたのでホームセンターでステンレス製のコテを買ってきた。¥1,100-。余計な出費である。
西側の壁には棚をつくって取り付けた。12mm厚の構造用ラワン合板を店でカットしてもらい、ビスで組んで着色ウレタンニスを塗った。
赤っぽい色(マホガニーなど)にしようと思っていたのだが、店で色見本を見て「ちがうな…」と思い、なぜか黒系統の色にしてしまった。
できあがってみて今思うのは、やはり「ちがうな…」。
油性のニスの方が安かったのでそちらにしたが、薄め液が必要な事や筆のメンテが大変な事を考えると、水性の方がよかった。
本当は三層塗りしたかったが、基本的に二層塗り。
一層目は薄め液で若干薄めたものを塗り、乾いた後に400番の紙ヤスリをかけて二層目を塗った。
安上がりな様にと合板を使用したのだが、カット代やニス代を考えると前回のメディア棚で使用した集成材を使った方がよかったか…
あれだとニス塗らなくても遜色ない。
本当ならダボ穴を開けて、可動棚(?)をつけたかったのだが、技術と道具とやる気が追いつかなかった。
ダボ穴を開けるとしたら12mm厚では心許ない。
見た目的にもこれくらいの大きさになると、20mm厚くらいはほしいところだ。

床下吸気システム

まだ梅雨は明けてないようだが、晴れの日はもう「くそ暑い」というセリフが飛び交うほど夏になってきてしまった。
ちょっとでもこのくそ暑さをDIYで軽減できないか毎年考えている。
素人考えではあるが、いくつか策はある。しかし、やる気が追いついていない。
昨年はひとつ、実になったものがある。
一年前の作品だが、記事にするのを忘れていたので書くことにする。
名付けて床下吸気システム。
我が家の台所には床下収納がある。
収納はプラスチック製の箱になっていて、取り外すとそのまま床下に入れるようになっている。
その収納を取り払い、フタを通気のよいものに取り替える。床下にサーキュレーターを置けば、室温よりかなり低い温度の風が取り込めるという寸法。
作ったのは、このフタのみ。
この網の部分は鬼の様な手間であった。
3mm厚のラワン合板(本当は一枚板がいいのだが、ケチった)を細く切断し、切り込みを入れて組み立てる。
制作に入ったのが既に真夏だった為、暑さとの戦いであった。
まあ、その甲斐もあって、この床下からの風に直接あたっていれば、結構涼しめるようになった。
体を濡らして風に当たれば、気化熱で寒さを感じるほどだ。
今年はこの床下吸気システムを自室にも導入する予定でいる。
さすがに板張りに穴を開けるのは気が引けるので、押入の床板を20cmほど上にあげ、そこから吸気する計画である。

壁材

ちまたでは「珪藻土」がはやってるらしい。
プランクトンの死骸からできる土で、吸放湿性能が高く、ホルムアルデヒド吸着の効果もあるそうだ。
効果のほどは怪しいが、いろんな業者からDIY向けに珪藻土を含んだ壁材が販売されている。
壁の仕上げをこの珪藻土にするか壁紙にするか、聚楽(じゅらく)にするかでかなり迷った。
結局予算の事もあって、近所のホームセンターで発見した安価な聚楽”風”壁材を使う事にした。
聚楽壁とは土壁の一種だが、京都の聚楽第付近で取れた土を使ったことからそう呼ばれるようになったらしい。
しかしホンモノの聚楽土は稀少らしく、今では聚楽壁っぽく仕上げた土壁を聚楽と呼んでいるとか。
↓何色かあった中から黄土色を購入。右側はシーラー
「正しい」壁材の塗り方をすると、下地処理から中塗りから、かなり手間がかかってしまう。
ので、アク止めのシーラーを二層塗りした上にいきなり聚楽を塗る事にする。
左官の経験はもちろん無いので、どうなる事やら。

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