画像は着色に入って3日経ったもの。
着色の段階になると、もも一つずつじっくり描いて行く。…といっても一気に仕上げてしまおうと思うとうまくいかないので、後に良くなる事を願いつつ(^^;)、ある程度のところまで描き込む。
特に左側のももがしわがれて来ているので、そちらから先に描いていった。
微妙に緑がかった白い部分は、シルバーホワイトにオーレオリンとイエローオーカーを混ぜてみた。
影への移行部分はローアンバー。
回り込んだ反射部はローシェンナなど。
上記画像で、大体全体に絵の具が行き渡った段階。
背景が単色なので着色範囲が狭く、超遅筆な割に早い。(これでも)
ももの表面は不透明で光沢がないので、グレーズは影部分に施すのが主となるが、やわらかな表面の表現にはヴェラトゥーラが効くのではないかと思う。
拡大すると… 美しいとは言えない。。
まあ、がんばります。
----------用語解説-----------
・グレーズ : ごくごく薄く溶いた透明な絵の具を塗り重ねて透明感を表現したり、微妙な色の調整をしたりする技法。油彩の魅力を引き出す基本とも言えるが美しく施すには熟練を要する。
・ヴェラトゥーラ : グレースと反対に、白などの不透明な絵の具を薄く溶いて施す技法。不透明でやわらかなものの質感(肌など)を表現したり、微妙な色の調整に使う。
SECRET: 0
PASS:
「グレース」ではなくて「グレーズ(glaze)」です。
フランス語だと「グラッシ」(glacis)です。
技法は同じですが、語源が異なります。